望遠鏡のAF化
AF化は、ペンタックスのAFアダプターか、ニコンのAFテレコンを使用する。
ペンタックスのアダプターは新品で購入可能、ニコンのは中古品しかありません。
AF化するには、ニコンの場合F5、ペンタックス(K20D)の場合は出来ればF4.5位まで明るくする。
AFセンサーの違いからか、ペンタックスだとF5位だと暗い林の中では動作が安定せず
ピントが合わずに迷うことが多いので,ニコンの方が安定感がありました。
ペンタックスもF4の明るさのレンズでは大丈夫なので、おそらくF4.5位になれば安定すると思われる。
明るい林や、川原、冬の公園など、明るい所ではF5位でも大丈夫でした。
また最短撮影距離付近になると、フォーカサーの繰り出し量が長くなるので、
無限遠付近と比べ、1/5〜1/4EV程暗くなります。
その為、、明るさがぎりぎりだと、近距離でAFが迷うことがあります。
AFアダプター等を使ってAF化するには、ボーグで行っているのと同じことをするばいいのですが、
レデューサーが0.8倍しかないので、機種によっては少し工夫しないと使えるようにはなりません。
ウイリアムオプテックスの望遠鏡のAF化について
AF化にする為の条件
AF化のやり方
クローズアップレンズを使う場合
左から、カメラアダプター、ボーグパーツ7528,延長筒14mm、ボーグパーツ7522,カメラマウントです。
延長筒の中にクローズアップレンズNo4(49mm)が入っています。
クローズアップレンズを使う場合、No3をマウントから離すか、
No4を近くに置くかで同じ用な倍率になりますが、
あまりマウントから離さない方が、周辺の画質が良いみたいです。
クローズアップレンズは80ED,FLT110はNo4を使います。試していませんが、66SD、70EDの場合は
もともとレンズが明るいので、No3で大丈夫じゃないかと思います。
レデューサーを使う場合
左からレデューサー、ボーグパーツ7528、延長筒14mm、ボーグパーツ7522,カメラマウントです。
66SD、70EDの場合はレデューサーを使うだけで動きます。
80ED、FLT-110の場合は、レデューサーとマウントの間に、延長筒を入れ、距離を稼ぎます。
80EDは12〜14mm、FLT110は20mmです、それより短いと明るさが足りなく、
長いと無限遠がでません。
なおFLT110では暗い林ではまだ試していないので安定して動くかは確認していません。
クローズアップレンズとレデューサーの画像
クローズアップレンズ 約670mm
レデューサー 約680mm
クローズアップレンズ 約670mm
クローズアップレンズ 約670mm
レデューサー 約680mm
レデューサー 約680mm
クローズアップレンズの方が焦点距離がやや短くなっています。
比べて見ると、解像度は同等、周辺の画質はややレデューサーの方がいいようだが、
大きな差は無いように見えます。
しかしコントラストはクローズアップレンズの方が低いようで、
少し露出が明るめになっているが、黒が締まらない感じになっています。
やはりレデューサーの方がコントラストは高いようです。
レデューサーもフラットナーIIとフラットナーIIIを試しましたが、APS-Cサイズで使うには
差が感じられませんでした。
フルサイズで使えば、周辺画質で差がでると思われます。
またフラットナーIIはフルサイズだと周辺がケラれるかも知れません
IIとIIIではレンズの有効径が違います。
フルサイズのカメラを使うなら、フラットナーIIIの方がいいと思います。
K20D 80ED AFアダプター1.7にて撮影